海外採用イベントの現場を覗いて見よう -ブース運営編-
海外採用フェアの出展方法について異なる3社を例に紹介します。
日本の人口減少や、また海外の大学の教育レベルが注目される中、
「うちも海外採用やらないと、、、でも、フェアに出てもどう進めていったら良いのかわからない」という人事の方!
海外採用に向けた準備、実際に海外での採用フェアに出展した場合の様子、採用後のプロセスを紹介していきたいと思います。本記事では、海外での採用フェアの様子を出展方法の異なる3社の事例とともに、ご紹介します。
1.出展方法は企業によってさまざまです
ASEAN CAREER FAIR(注1)に出展する企業さんは、目的も、ブース運営方法も様々です。
では、どのような出展方法があるのでしょうか。出展方法が異なる3社を例に紹介しましょう。
(注1)
日本企業とASEANの人財・大学を結びつけるプロジェクト。
2013年より大阪大学との産学協同プロジェクトとしてスタートし、今年で6回目の開催となりました。ASEANトップ大学とグローバル促進を目指した日本企業がシンガポールに集まる、「海外合同採用型イベント」です。当日は、企業ブースの他、面接エリアが含まれています。
2.【事例1】:企業理解+面接スタイル型
参加した人財の多くに企業理解を深めてもらう事を目的としているA社は、プレゼンテーション(以下、プレゼンと省略)をメインで運営しています。
プレゼンの時間を予め決めておき、時間をブースにて掲示し、告知をします。
事前に告知をすることによって、多数の人財を集めてプレゼンをし、その後に質疑応答をします。その上で、興味を持った学生からCV(注2)を提出してもらい、面接を実施します。
(注2)
個人情報や学歴、職歴を記載する日本でいう、履歴書です。
プレゼンスタイルは日本企業が慣れているスタイルですが、日本の学生とは違って、質問が非常に多く飛び交うので、プレゼン内容をしっかり煮詰めておくことがポイントとなります!
3.【事例2】:面接重視スタイル型
選考を早い段階で進めることを目的としているB社は、フェア当日に、出来るだけ面接を多く行うブース運営をしています。
ブース担当者がCVをみて、自社に合う学生を面接にどんどん案内していきます。かなり多くのCVを見る事になるため(注3)、ブースには最低2名は必要です。
(注3)
ASEAN CAREER FAIR 2018参加学生627名に対し、1社あたりの来訪ブース学生人数の平均は212名でした。来訪ブース学生人数とは、ブースに来訪し且つ、CVを提出した学生を指します。
この時、CVを見て、何をどうチェックするのか?を事前に決めておくこと、そして限られた時間の中で多くの人財と話をするための時間の配分と面接官の人数がポイントです!
例えば面接を重視することを目的にご出展されている企業さんの中には、以下3つのステップを踏んで、面接を行なっている例があります。
1. ブースにて面接を希望する学生のCVと引き換えに番号カードを渡す
2. 面接可否の発表タイムを伝え、その発表タイム中に合格番号をスクリーンで掲示
3. スクリーンに掲示された合格の番号を持っていたらブース内のスタッフに
声をかけてもらうようにし、
面接エリアへ誘導、または面接時間を約束する
番号カードとスクリーン・モニターを使うことによって、効率よくブースと面接エリアを使って頂いております!
4.【事例3】:コミュニケーション重視スタイル型
ASEAN各国から人事担当者がこのフェアに参加し、各国のニーズに合わせて採用活動を行うことを目的としているC社は、とにかく多くの学生とのコミュニケーションを取ることに重きを置いています。
「何を勉強していますか?」
「当社のどこの分野に興味がありますか?」
「勉強してきたことを当社のビジネスにどう貢献しますか?」
などなど、、、
ブースの前で、ブース担当者と学生が対話をし、日本でいう一次面接を行うイメージです。
学生との密なコミュニケーションがその後の選考のみならず、入社後の定着に向けても有意義なプロセスとなることは間違いありません。
一人一人の学生とコミュニケーションを取るため、ある程度採用担当者の人数を確保すること&コミュニケーションスキルがポイントとなります!
ここでは、A社、B社、C社のブース運営方法について紹介しましたが、大事なことをもう一度!!企業さんによって出展目的や、ブース運営方法は様々です。積極的に企業を知ろうとする人財が多いので、海外採用フェアでは、学生とのコミュニケーションを密に行うことが重要なポイントです!
企業さんの出展方法をもっと詳しく話しを聞きたいという方は、是非、こちらまでお問い合わせくださいませ。
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